DC12V(バッテリー)→DC200V 絶縁型DC/DCコンバータ
非常用発電機の駆動にはスターターと呼ばれる機能が必須であり、当初の設計においてDC12VからDC200V(150W)への電源が必要とされました。当時は高電圧昇圧電源の選択肢がほとんどなく、国内製品で唯一仕様が合致する当社製品が採用されました。しかし、採用に至るまでの道のりは長く、お客様の品質管理部門との打ち合わせや技術的な協議を経て、当社製品の信頼性をご確認いただきました。
自然災害や異常気象が発生した際に、近隣住民が避難所に滞在する環境を守るため、非常用発電機のニーズは高まっています。
信頼性獲得が課題
●課題1
装置そのものが屋外に設置されるため耐温度性や装置内が振動するため耐振動性が求められる。
●課題2
装置設置後は長期間のメンテナンスが必要になる。
●課題3
異常時に発煙発火をしない。
製品導入後の効果
●導入後の効果1
電源表面はアルミ製筐体で覆われており、内部はシリコン樹脂で充填されているため、耐温度・耐振動に強い。またFANを使用する強制空冷ではないので防塵性にも優れる。
●導入後の効果2
当社では基本的に生産完了をしないことを掲げている。
●導入後の効果3
内部のシリコン樹脂および基板の難燃グレードが高く、何らかの原因で内部が損傷しても安全に出力を停止する。
対象の製品
RDP12-200S1.3A
【タイプ】ユニット型
【容量】130~250W
【特徴】入力フィルタ内蔵/入出力間絶縁(AC2000V)/高効率85~92%/広範囲な入力電圧/出力リップル、ノイズが小さい/可変出力電圧-3~+10%/4台まで並列運転可能/RoHS2指令対応