離れた距離からでもあっても、外部信号によって電子機器の電源を制御できる機能のことをリモートコントロールと呼びます。リモートコントロールによって、複数の電源を時間差で立ち上げたり、他の機器と連動させて電源を起動させたりすることが可能です。
本記事では、電源制御機能におけるリモートコントロールの概要や、リモートコントロールが使われている理由、用途などについて解説します。
リモートコントロールとは?
電源制御機能におけるリモートコントロールとは、外部信号によって電源のオンとオフを切り替える機能のことです。「リモート機能」「オン/オフ機能」「リモートon/offコントロール」と呼ばれる場合もあります。リモートコントロールによって、複数の電源のオン・オフを制御・変更可能です。
またリモートコントロールに似た言葉として、リモートプログラミングが挙げられます。リモートコントロールは外部信号によって電源のオンとオフを制御するのに対して、リモートプログラミングは外部信号で電気の出力を調整する方法です。
リモートコントロールでは、外部信号をLOWにすることで電源オン、HIGHにすることで電源オフになるものもあれば、HIGHで電源オン、LOWで電源オフになるものもあり、仕様はさまざまです。使用前には仕様を確認しておきましょう。
リモートコントロールを使う理由
複数の電源を使用する際、それぞれの電源のオン・オフに時間差をつけたり、電源の操作を他の電子機器と連動させたりするケースがあります。リモートコントロールを使えば、入力電圧を切断することなく条件に合わせて電源の出力のオン・オフを制御可能です。また、リモートコントロールにて電源の出力をオフすることにより待機電力を減らすことも可能です。
リモートコントロールの仕組みを知って複数の電源を使いこなそう
電源制御機能におけるリモートコントロールは、外部信号を使って電源のオンとオフを切り替える機能です。リモートコントロールを活用することで、複数の電源の立ち上がりと立ち下がりに時間差を設けられます。また一定の条件を設定して、条件に合わせて電源を作動させるといった使い方も可能です。リモートコントロールの仕組みを知って、複数の電源を使いこなしましょう。
なお、リモートコントロールは全てのコンバータに搭載されている機能ではないため、事前に使用するコンバータの機能をチェックするようにしてください。